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催涙スプレーの知識
催涙スプレーの効果とメカニズム
催涙スプレー

催涙スプレーは、相手に吹き付けると激痛・涙が止まらない・目が開かないなどの効果を発揮する事で広く認識されています。
ここでは、その種類と効果について具体的に解説します。
OCガス催涙スプレー"ポリスマグナム"の効果実証
催涙ガスの種類と噴射方法

催涙スプレーのタイプは、その噴出するガスの成分によって、以下の4タイプに大別されます。
1.CRガス
民間では使用されていない特殊なガス CRガス
2.CSガス
CSガスは催涙ガスの一種です。CSガスの成分の中にはシアン化合物(青酸カリ)が含まれており毒劇物に分類されるため危険で、民間市場では一切流通していません。
CSガス
3.CNガス
CNガスは最も一般的な催涙ガスとして使われています。標準的な大気圧において、標準的な温度の元では白い結晶の状態です。水に溶けにくい特性を持っています。これらを散布するためにはなんらかの液体と混合し、圧縮エアースプレーを利用する必要があります。
CNガス
4.OCガス
「トウガラシスプレー」や「胡椒スプレー」と呼ばれている催涙ガスです。チリペッパーから抽出されたバルサム唐辛子と化学薬品の液体を混合したものです。OC自体は赤みがかったオレンジと油の液体で構成され、水による溶解はありません。これもまた、圧縮エアースプレーによって散布します。
海外の警察ではバリケードや凶暴な容疑者に対して致死的な影響を与える事無く効果的に対処できる標準の方法です。
OCガスは最も苦痛効果の高い催涙ガスで重宝されています。
特に目への直接的な噴射もしくは呼吸器への直接吸引において絶大な効果を発揮します。(当店の催涙スプレーは一部を除き、このOCガスが主成分です)
催涙ガスの噴射後の特性
催涙ガスに関して、CSガスとCNガスは標準的な低い大気圧においても部分的に蒸発気化するため、直接スプレーした対象はもちろんの事、その周囲にも大気中に長時間滞留するので広範囲に適用が可能です。
OCガスは全く気化しない(蒸発しない)にも関わらず、エアースプレーで散布されたOCは霧状の細かい粒子状となって、大気中にある程度滞留する事が可能なため、風などの大気の動きに乗って広範囲に適用される事もあります。
また、泡状のOCを噴出する催涙スプレーも存在します。これはOCの厚い泡で顔面を覆いつくし簡単には除去できない物もあります。
OCガスは熊に対しても有効ですが、他の催涙ガスは一般的に有効ではないと言われています。
OCガスを受けた者は皮膚の末梢神経の激しい痛みや燃えるような感覚、目が開けられない程の激しい痛み、激しい咳、粘膜の燃えるような感覚、大量の粘液分泌(涙や唾液)、頭痛、目まい、胸の狭束感が生じます。また、これらの症状の度合いは個人差があります。
特にOCガスは痛みや苦痛を感じにくい麻薬中毒者や泥酔者でさえも激しく反応させます。
催涙スプレーを防衛目的で使用する場合は相手の顔面を目標として噴射して下さい。ガスが命中したら、相手はパニックを起こすでしょう。
OCガスは40分程強い効果が持続し、以降数時間は完全に正常には戻りません。
CS、CNガスの効果は15〜30分程持続します。ちなみにCS、CNガスのPH9の水中での半減期は1分です。
催涙スプレーを受けてしまったら

何かの間違いで催涙スプレーを自分自身に噴射してしまう可能性があります。もしこういった事故が起こった場合、あなたはその催涙効果によって説明書やマニュアルを読む事が出来ない事を十分に理解しておいて下さい。催涙ガスの運用に関しては、必ず説明書や非常の対処法を事前に学習し、記憶しておく必要があります。
催涙スプレーが目に入ったら、まず冷水でよくすすいで下さい。この時、温水は催涙効果を高める事につながる可能性がありますので、必ず冷水を使用して下さい。
また、ガスの充満による2次被害を回避するため、新鮮な空気の場所に移動するかその場を換気して下さい。
目を除く部位が催涙スプレーに当った場合、その部位を石鹸で2回以上洗って下さい。その際に使う石鹸は油が付いてない事を確認して下さい。食器用の洗剤は、催涙成分をあなたの皮膚の深い所までへの浸透を助けてしまう可能性がありますので使用しないで下さい。また、患部は擦りすぎないよう注意して下さい。
目に入った場合はコンタクトレンズを着用している場合、すぐに外して下さい。この時、手にもガスが付いているのであれば、ガスが付いている手で目をさわらないように注意して下さい。ガスが付いている手は、体のどこの部分もさわらないようにして下さい。催涙ガスが付着し、症状が広がる危険性があります。また、洋服はすぐに脱いで下さい。とくに濡れた衣服は早急に脱いで下さい。濡れた衣服からは水分が蒸発しますが、CSガスやSNガスはその水分蒸発によって大気中に拡散してしまう可能性があります。
催涙スプレーによる苦痛はイブプロフェンのような市販の抗炎症剤で緩和できる可能性があります。また、OCガスは抗ヒスタミン剤でもいくつかの症状を緩和できます。
しかし、飲み薬は服用から作用までに時間がかかるためあまり意味がありません。服用した飲み薬が効きだす頃には催涙スプレーの効果は弱いものになっているでしょう。
化学戦を戦う兵士などが催涙ガスによる攻撃を事前に予測し、これらの薬を服用できれば非常に効果的です。
幼児にとって催涙スプレーの効果は、その体の許容範囲を超えます。万が一、幼児にかかってしまった場合は、すぐに医師に診てもらって下さい。
最後に
催涙スプレーは自衛手段として、あなたに逃げるための十分な時間を与えてれる優れた武器です。しかし催涙スプレーは相手の動きを麻痺させません。
相手は苦しみ、目が見えないながらも、あなたを「つかむ」「叩く」「突き刺す」「蹴る」といった行動が可能です。
使用時には、これらの事を十分に念頭において下さい。
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