犯罪被害に遭いにくくする
犯罪の対象になりにくい態度と行動
犯罪による被害は頻繁に起こっています。
犯罪の加害者は、どうやって被害者を選ぶのでしょうか。
その要素の一つが「弱い者」であることです。
犯罪者がどのような目的であっても、被害者に危害を加えるためには勝たなければなりません。そのため、加害者は自ずと自分より弱い相手を対象として選択します。
犯罪者は、自分を信じている者、まさか自分が襲われるとは思っていない油断した者を対象として選びます。
例えば犯罪者とは顔見知りであるとか、まさか自分は襲われる事はないだろうと自信を持っているような人のことです。
犯罪者が襲撃を成功させる為の大きな条件は「自分が勝てる相手か?」と「相手の驚きの要素を利用して優位に立てるか」の2点です。
例えば一般男性において相手に勝てるかと考えると、目標は自分より弱く見える人。すなわち女性や高齢者、もしくは弱々しく見える人となってくるでしょう。
「相手を驚愕させて、精神的に優位に立てるか」を考えると、目標は顔見知りや毎日挨拶をするような知り合いや、全く油断している無防備な人といったことになります。
そして、これら犯罪者は襲撃を予測し、対策を準備し、襲っても驚かず冷静に対処する人を避けます。それは、犯罪者が自らの目的を達成できないだけでなく、捕まる危険すら感じるからです。
あなたはまず、現在の社会における犯罪の多さを認識し、理解してください。
自分だけは安全だという根拠のない確信は放棄して下さい。
そして、常に備え、準備し、注意してください。
その心構えと準備は、あなたをより襲われにくい存在へと導きます。
その時あなたの行動は注意深く慎重で、神経は研ぎ澄まされます。
犯罪に遭いにくい心構え
夜道では暗がりに近づかず、なかなか一人にはならず、静かで一人きりの状況に身を置きません。歩みは早足で、絶えず周囲を注意深く観察しています。また、手の中もしくはバックの中には護身用品をいつでも使用できるように準備し、心の準備もできています。
犯罪者はそういったあなたの行動から、危険性を素早く察知します。容易に襲撃を達成できる相手ではないと理解します。
犯罪者は、自分にとって重要である「弱い」と「油断している」の、どちらの要素も満足していない相手の気配を感じ取り、断念します。
なぜなら、あなたより襲撃に適している目標を探す方が遥かに簡単だからです。
犯罪者は、負けるかもしれない危険を冒してまで襲ったりはしません。
あなたの自信と確信に満ち、注意深く準備の出来た、歴然とした態度と行動は、犯罪者を遠ざけるでしょう。