夏場に注意 催涙スプレーは40℃以下で保管してください


催涙スプレーは40℃以下の場所で保管してください催涙スプレーは圧力缶スプレーなので、周囲温度の上昇に注意が必要です。

催涙スプレーに限らず、圧力缶スプレーは高温環境下では内部圧力の上昇によって破裂したり液漏れを起こす恐れがあります。

例えば、火の近くで使用したカセットコンロ用ガス缶が高温になり、破裂したといった事故は、皆様も耳にした事があると思います。また、カセットコンロ用のガス缶は夏場の自動車内でも破裂すると聞きます。

夏場の自動車車内は非常に高温になりますので、ガス缶を置いておくことは避けてください。

催涙スプレーの安全温度は40℃です

催涙スプレーは40℃以下の環境で保管し、使用してください。

現在の日本では一年を通し外気温が40℃を越えることはありませんが、それでも安心はできません。直射日光や周囲の密閉により、私たちの身近な場所でも40℃を越える場合があるからです。例えば駐車中の自動車の車内です。

車内温度/夏
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出典:JAFユーザーテスト

真夏の車内の気温は最高で57℃!しかもダッシュボードに至ってはなんと79℃もあります!

上記のデータを見る限り、自動車の車内で安全に保管できるのはエアコン作動時だけどいう事になります。

つまり、催涙スプレーは常に身近に置いておく物と考えることが大切です。人間がいる環境であれば、エアコンなり通風なりを活用し、40℃を越えることはないと判断できます。40℃以上の場所では人間は耐えられないからです。

この他にも、真夏に40℃を越える可能性のある場所としては屋外の物置屋根裏の物置などが考えられます。いずれにしても人間がいつもはいない場所ですね。人間がいないから適温を考えなくていよく、結果として高温になってしまうという事です。そしてどちらも直射日光の影響を多く受けます。

40℃以上になるとどうなるの?

催涙スプレーの周囲限界温度は40℃です。では40℃を越えるとどうなるのか。以下の2つの実例を紹介します。

夏場に屋外の物置で保管

催涙スプレー高温注意_倉庫

これは当店のお客様における報告例です。夏場に庭の物置で保管し、秋に登山準備のため催涙スプレーを取り出したところ、ノズルの根本部分からオレンジの液体が滲んで漏れていたとの報告を受けています。恐らく夏場の高温環境が原因であると推測できます。

約2年間自動車のグローブボックスで保管

催涙スプレー高温注意_クルマ

当店のスタッフの自動車でおよそ2年間の保管を試みました。結果として液漏れは起きませんでした。

基本的に破裂はなく液漏れ

当店はこれまで全国に膨大な数の催涙スプレーを販売してきましたが、高温によると思われるトラブルは液漏れだけです。破裂の報告はありません。ただし、破裂しないから安心とは思わず、催涙スプレーは適正な環境下で保管するよう注意してください。当店の実験では自動車の車内で2年間保管し、液漏れなどの問題は起きませんでしたが、だからといって全てがそうだとは限りません。自動車の車内はとても高温になりますので催涙スプレーを放置しないようにしてください。

無意識に40℃以下に保つ方法

催涙スプレーの周囲温度を40℃以下に保つには、それほど難しくはありません。

対処方法は至って単純です。

催涙スプレーの周囲温度を40℃以上にしないためには

↓ ↓ ↓

催涙スプレーは人がいる環境に置いておく(または身につけておく)

たったこれだけのルールを守れば、催涙スプレーの高温による液漏れの心配は忘れてもOKです。

人がいる環境なので、今いる場所だけでなく事務所やロッカー、自宅のリビングや寝室でも問題ありません。

そもそも催涙スプレーは護身用品なので、出来る限り身近に置いておき、いつでも使えるようにしておくべきものです。温度管理の面からも、護身用品としての役割からも、身近に置くか携帯するという方法はとても理にかなったものです。

催涙スプレーの温度管理については過度に神経質にならず、「身近に置いておく」ことだけを徹底してください。

(余談)寒いときは大丈夫?

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催涙スプレーは薄め液にH2O、つまり水を使用していますが不凍液も入っていますので凍結はしません。従って低温下での心配はありません。

ただしノズルやボタン部分など可動部に水分が付着し、低温下でこれが凍結した場合にはボタンが固着して噴射できなかったり、噴射口が塞がってしまう恐れがあります。低温下では催涙スプレーの凍結に注意してください。同時にボンベ内温度低下によって噴射力が低下する可能性もあります。噴射力低下によって有効射程距離が若干短くなる可能性がありますので心に留めておいてください。

催涙スプレー可動部の凍結を防ぐ方法は、高温環境を防ぐ方法と同じです。常に人がいる環境に置くか身につけておく事で、異常な低温を防ぐことができ催涙スプレーの凍結の予防が可能です。

今回は、夏場に質問の多い「催涙スプレーの高温下における注意点」を解説しました。

護身用品として最も人気がある催涙スプレーですが、万が一の時に100%の性能を発揮できるよう保管温度にだけは気を付け、これからも催涙スプレーを皆様の安全維持のためにご活用ください。

KSP店長 白石

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