廃棄サービス利用時は催涙スプレー本体のみ送ってください(>_<)

2016年2月25日

催涙スプレー廃棄希望品

KSPは催涙スプレーの破棄代行サービスを行っています。

このサービスは護身用品専門店としての社会貢献活動なので、無料で受け付けています(大量の場合は別途ご相談しています)。

もちろん他店で購入した催涙スプレーであっても責任を持って処分しています。

最近では当店の催涙スプレー廃棄代行サービスも業界ですっかり定着し、多くの方にご利用いただいています。

それにつれて廃棄数量もどんどん増えてきて、時間も労力も多く必要となってきました。でも「処分に困ってたので助かりました!」の声も多く寄せられ、皆様のお役に立てているなと実感するこの頃です。

大変なボランティアですが、お役に立てて頼りにされている以上は、今後も無料でこのサービスを続けていきたいと思っています。

今回は、日々の作業の中で特に負担となっている「廃棄品の送り方」について皆様にお願いがあります。これからもこのサービスを無料で維持していくための大切なお願いなので、ご協力をお願いします。

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催涙スプレー廃棄のとき、実際に行う作業手順については催涙スプレーの廃棄方法と無料廃棄代行サービスで詳しく説明しました。

今回お願いしたいのは、その前段階のお話です。

まずはこれを見てください。

廃棄希望品として送られてきた催涙スプレーの写真です。

催涙スプレー廃棄希望品

この催涙スプレーは、厚紙の台紙にプラスチックのパッケージで封をされ、開封すらされてない新品状態で届きました。

送った方は恐らく、捨てられなくて困ってたからそのまま送ったという軽い気持ちではと思います。

これを当店ではどうするかというと、パッケージを開封し、ケースの中から催涙スプレー本体を取りだし、そしてその催涙スプレーを正しい手順で廃棄するわけです。当たり前と思うでしょ?そのくらいちゃんとやれよと。

ここで第一段階として厚紙とパッケージを開封して中身を取り出します。

すると厚紙とプラスチックのカバーがゴミとして発生します。これは皆さんがご家庭でも捨てることのできる単なるゴミです。

このゴミが、催涙スプレー1本だと大した量ではありませんが、全国から集中的に送ってくる大量の催涙スプレーを処分する当店にとっては、かなりのゴミの量になります。これを捨てるのも大変なんです。

そして、取り出したケース入りの催涙スプレーから本体を抜き出します。

ところがこれが、本体のラベルがケース内に張り付き固着してしまっていて、全然抜けない。

古い催涙スプレーではこういうことも珍しくありません。

そして力を入れて引っ張ると、

壊れた催涙スプレー

本体が壊れて催涙スプレーのヘッド部分だけがはずれてしまいました(>_<)

こうなるともう手だけで抜くのは無理です。

仕方ないのでペンチで挟んで抜きます。

催涙スプレーが抜けない

どんなに力を入れても抜けません。

このままでは催涙スプレー本体をペンチで潰してしまいそう。

ここで引き抜くのをあきらめ、ハサミで切ることにします。

催涙スプレーのケースをハサミでカット

ようやく催涙スプレー本体を取り出すことができました。

後はいつもの手順で廃棄することになります。

パッケージ開封のゴミも、ハサミで切って取り出す作業も、その結果残るレザーケースのゴミも、大したことではないと思いますか?

ここでわかって欲しいのは、当店では年に数千本も廃棄作業をしているということです!

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一つ当たり数分間の手間が、一つに当たりに発生する催涙スプレー廃棄とは関係ないゴミが、数千本分になると馬鹿になりません。

これからも当店は、催涙スプレーの無料廃棄代行サービスをやめるつもりはありません。だって、皆様のお役に立っているから。でも、このような状態の催涙スプレー廃棄品が、今後さらに増えるといつかは限界がきます。今でも限界を超えているといってもおかしくない状況だし(>_<)

そこで、当店の催涙スプレー無料廃棄サービスを利用される方にお願いがあります。

廃棄希望の催涙スプレーは本体のみ送ってくださいm(_ _)m

どうかお願いします。

これからもこの人気のサービスを続けるためには、ご利用になる方の協力がどうしても必要なのです。

このブログを書き終えたら、私はまた倉庫に戻り、パッケージを開封し、分別してゴミ袋に入れ、本体を取り出すためハサミを使い、その作業を1本1本延々と繰り返します。廃棄にお困りの皆様のため。。。

このような負担が少しでも減らせるよう、今後も催涙スプレー廃棄サービスを無料で維持できるよう、皆様の協力をお願いいたします。